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    友禅工房の五枚羽根
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      3月に、京友禅振興協議会の工房見学ツアーがあって、
      ちょっとびっくりしたので、ご報告!

      京友禅の工房見学も、5回も6回も行っているので、
      (手描友禅、型友禅、引染、蒸し・水洗、機械捺染、インクジェットなどなど)
      もう、そうそう驚かないだろうと思っておりましたが、
      面白いな!と思ったものに出会ったので、紹介します。

      回転する5枚羽根 これ、
       なんだか
       わかります?

       型染を染めるための
       装置なんです。
      10数メートルの板が5枚、回転するように取り付けられていて、
      板の両面に白生地が貼られています。

      これは、型染の工房の風景で、回転する5枚羽根の板を使って
      絵羽のきものをスクリーン捺染しているんです。

      通常、スクリーン捺染は小紋を染めるもので、
      1反のきものに対し、順番に連続して染めていくものですが、
      ここでは、絵羽を染めたいので、連続して染めていくことができません。
      そこで、板を回転するようにして、1枚染めたら回転、
      次の1枚の同じ場所を染めてまた回転、
      染めて回転、染めて回転、を繰り返しているのです。
      絵羽の型染絵羽の型染

      染め上がった訪問着こんな装置を作って、
      スクリーン捺染しているのは、
      ここの工房くらいだろう、
      ということでした。

      染め上がると、
      こんな豪華なきものに
      なるんですよ(→)

      効率化と細分化は、
      こういう方向にも発展したんですね。

      ここの工房は、もう1回、
      見学行きたいなと思ってます。
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      3/19小袖講座
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        切畑先生の小袖講座は三回目。
        テーマは、「文芸を着る―和様美の基本供宗

        芦手絵、歌絵って、平安時代からあったのかー
        芦手の一覧←資料より。芦手一覧。※赤字は、わたしの書き込み。

        絵のなかに、文字が潜んでるんですよ。
        左は、それをまとめた一覧表。
        たとえば、赤で丸をつけているところは、
        岩に見立てた「加」の文字→「か」と読む。

        江戸時代の判じ物と同じ発想だよね。
        (一番下に紹介した本参照)
        判じ物は浮世絵だから庶民感覚だけど、
        芦手は漆工芸などの現存品資料から見ると、
        深い文化的教養をバックとした貴族の遊び。
        平安と江戸、時代も立場もかかってるお金も全然違うけれども、
        どっちもだじゃれじゃん!
        遠い昔の日本人もバカだなあとほほえましくなってくる。
        だって、鳥が3羽飛んでるから、「みどり」だって言うんだよー久能寺経 この左上に三羽の鳥
        ←国宝法華経久能寺経の薬草喩品。
         この絵の左上部分のアップがこれ(↓)
        三羽の鳥→みどり

        見てのとおり、
        「み(3)とり(鳥)」
        絵の中にはほかにも、
        「雨」、「草木」、
        片輪車→「わ」
        加→「か」、須→「す」
        荷物→「に」

        トータルで、「春雨はこのもかのもの草も木もわかずみどりに染むるなりけり」と読み解ける。
        装飾経といって、貴族がお経を奉納するのにあたり、
        各部分を分担して作ったんですね。
        それで、それぞれのパーツの出来を競ったわけです。
        分担した女房たちは、まず、仏にまつわる和歌を、歌い手に発注します。
        この和歌は、当時一番の歌い手だった藤原俊成が詠んだもの。
        その和歌をそのまま書いたんじゃ芸がないから、
        芦手にして、絵の中に散りばめる。
        絵は、全体として、テーマにも和歌にもそぐわなければいけない。
        絵師の腕のみせどころ。女房たちは、人手とお金と趣向をこらします。
        教養ひとつ、潜ませるのに、これだけ、手間をかけてるわけですねー
        それを、だじゃれと言わずに、見立てとか趣向とか呼ぶと、文化になるのね。
        でも、センスといたしましては、
        たとえばヤンキーの書く「夜露四苦」と
        三羽の鳥で「みどり」って大差ないように思いますけど…
        (そんなことばっかり言うから、みもふたもないと怒られちゃう!)

        さらに、隠し文字で和歌を暗示するだけじゃなくて、
        襲の色目で和歌を連想させるということが、
        たとえば『栄花物語』などの文献資料に書かれている
        ということを今回はじめて知りました。正直、驚いた。
        例を挙げると、
        「色々にうつろひたる菊の中を押しわけて
        置き惑せる白菊の袖の見えたるもおかし」という文章の裏には、
        「心あてに折らばや折らむ初霜の置きまどはせる白菊の花」
        の和歌があるのだけれど、
        この場合、白菊の襲(表:白/裏:青または蘇芳)を着ている女性がいたら、
        その人は、この和歌を連想して着ているのだということ、
        そのコーディネイトを見た人も、この和歌を連想するのだということ。
        色取りで教養を表現って、ここまでくると、教養におわせ合戦もすごいねぇ。

        現代では、どんなに教養の深い人でも、
        白のきものに青の八掛をつけて秋口に着ているからといって、
        白菊の襲の色目を取り入れているのだなと察して、
        「初霜の置きまどはせる白菊の花ですね」なんて、言う人はいないものね。
        平安貴族は大変だったろうねぇ、
        そう簡単にはプレイボーイにはなれなかったんだね。

        江戸の判じ絵の本↓ オモシロイヨ
        岩崎 均史
        ---
        コメント:江戸時代、浮世絵にみる判じ絵。庶民の知的娯楽は、目で見るなぞなぞ。だじゃれ尽くし。
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        片山家の能装束
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          片山家の能装束展毎年、土用干しの時期に、
          京都を代表する能楽師の
          お家(金剛家片山家)が、
          虫干しも兼ねて
          衣裳を一般公開します。

          8/3に、文化博物館の6階で行われた
          片山家の能装束・能面展に行きました。
          染織の研究家の切畑健さんの講演会があり、
          ずっと疑問に思っていた「唐織」と「厚板」の違いが分かりました。
          趣味のきものの勉強はほぼ独学なので、
          先生に直接質問して、少しでも理解を深められる、
          こういう講演会は大チャンスです。
          切畑先生はとってもチャーミングな方で、お話も楽しく、
          質問にも気さくに、そして丁寧に答えてくださいました。
          能衣裳の地組織が生糸(未精練=セリシンがついた糸)であることなど、
          本当に驚き!知ってびっくりしました。
          先日の染織教室で、絹は精練してこそ、美しい輝きを得るのだと
          痛感したところだったので、なおさら、そう思うのです。
          能衣裳は特殊な衣料(舞台衣装&権力者の庇護)だともいえますが、
          桃山や江戸初期のきものには、生糸を使っているものが
          (たとえば家康の辻が花や小紋の小袖など)たくさんあるので、
          なぜ当時精練していない糸をあえて使ったのか、
          現代の染織事情とは違う理由がありそうで、興味深く思います。
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          センター探検〜染織教室
          0
            桑の木3日目の染色作業は
            全員一遍にはできないので、2班に分かれ、
            染色をしない時間は、繊維技術センターを
            案内していただきました。

            まずは、桑の木を見に行く。
            敷地内には4本の桑がある。
            小石丸や虎蚕をもらって帰った子たちは、
            この木から桑の葉も一緒にもらっていた。
            冷蔵庫の野菜室に入れておけば、
            日持ちするらしい。
            そりゃ桑の葉だって、野菜と同じだよね。
            桑は落葉樹、冬には葉が落ちる。ということは、
            春先からの新芽がこれだけワサワサ伸びたということだ。
            えー、ちなみに反物1反分の絹糸を取るには、約100kgの桑の葉がいる。
            こんなにワサワサしてても、きっときもの1枚作るには足りない。
            敷地内には、桑のほかにもイチジクやグレープフルーツの木もあった。

            静電気を調べる機械次に向かうは、恒温恒湿室。
            いつでも同じ条件で
            実験ができるように、
            温度20℃、湿度65%に
            保たれている。
            ちょうど秋口の気候。
            外から入ると、すごく涼しい。
            摩擦を調べる機械上の写真の機械は、静電気を測る機械。
            静電気は、起きやすさと逃げやすさの2つがポイント。
            静電気が起きやすくても、すぐに逃げるなら問題ない。
            逆も、しかり。どちらかを改善すればいいんだね。
            紫外線を調べる機械
            右の機械は、摩擦を測る機械。
            ブラシがついていて、
            布をこすって調べる。
            赤の染料は摩擦に弱いらしい。

            次に行ったのは、堅牢度試験室。
            左の機械は、紫外線を測る機械。
            日光で色が落ちたりヤケたりするのを調べる。
            小さな丸窓から除くと、中は緑の光に包まれていて、
            小さな布片に光が照射されている。
            他にも水洗いやドライクリーニングなど洗濯具合を調べる機械などあれこれ。
            どれも、きものの堅牢度に関して大事な検査をする機械。

            お次は、電子顕微鏡室。
            このでっかい機械が顕微鏡とは恐れ入る。
            壁には、いろんなものを顕微鏡で写して撮った写真が貼られている。
            電子顕微鏡絹に似せたポリエステルの繊維とか、
            虫食いの穴の写真とか、面白い。顕微鏡で撮った繊維の画像

            機織実験室ここは、
            機織実験室。

            さまざまな
            機械で
            いっぱい。

            レトロな
            機械も
            いっぱい。
            整経ってこうなるのかー先生が持っているのは、整経された経糸。
            ブログの問題を作るために、
            昨年きもの検定3級のテキストを熟読したが、
            どうも整経の部分は写真を見ても
            文章を読んでもよくわからなかった。
            機械を間近に見て、やっと
            ちょっとだけ意味がわかった気がする。
            テキストp.34の写真、
            『経糸を安定させるためにボール紙に
            挟みながら、「千切」に巻く』
            まさに、先生が持っているのが「千切」。

            巻くための機械が、下の写真。
            整経のためのレトロな機械
            しかし、
            こうして
            巻いた経糸を
            今度は
            どうやって
            綜絖にセット
            するんだろう。
            わからない
            ことは、
            まだまだ
            てんこもり。
            ジャカード機でございフロッピーから光ファイバー








            お次は、おなじみのジャカード機。
            先生の後ろにある、
            クリーム色のボックスが
            紋紙フロッピーを入れる装置。
            白いチューブが光ファイバーで、
            織機につながっているそうだ。
            たま〜に、シャトル(杼)が
            飛び出してしまうことがあるそうで、
            右の写真を撮っていたら、
            そこは危険!と言われてしまった。
            シャトルが身体に刺さらなくてよかったたらーっ

            裏返しに織るので、柄は鏡に映して確認糸への負担が少なく済むように、
            こうした織物は
            裏返しに織られている。
            だから、柄がちゃんと
            織り出されているか、
            確認するために
            下に鏡が置かれている。
            裏と表では、糸の作り出す
            模様が全然違うので、
            鏡を覗き込むとびっくりする。
            オレンジと朱色の
            横縞の織物だと思ったら、
            縞なんてない水色の織物だった!
            縞に見えたのは、機械織りのため、
            裏側では横まで渡ってしまう
            模様を織り出す色糸なのね。
            レピア織機最後に見たのは、
            「レピア織機」。
            織られているのはネクタイ地。
            この織機は、シャトルを使わず、
            緯糸をレピア(剣の意味)と
            呼ばれる細い棒で引き出して
            引き抜くように織る仕組み。
            シャトルが左右に飛ばないから、
            音がとっても静か。

            繊維技術センターは
            再来年の平成22年に
            移転してしまうから、
            今の場所にあるうちに、
            ゆっくり見学できて
            ラッキーだった。

            ここが同志社大学になったら、
            桑の木や桜の大木はなくなってしまうんだろうか?
            そうなったら、残念で仕方がないけれど…[:がく〜:]
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            蚕起食桑〜染織教室
            0
              上蔟 蚕さん糸吐き中
              次の日にはすっかり繭玉←頭を
              ひねって、
              懸命に糸吐き。

                 次の日→
                すっかり
                繭の形が
               できあがり。

              教室初日に上蔟(じょうぞく※蚕を繭を作るための場所へ移すこと)されて、
              糸吐きに精を出していた蚕たち、
              次の日にはすっかり黄色の繭が形成されていました。
              糸吐き作業は、中でまだまだ続けられているので、よくよく見ると
              中で何か(もちろん蚕)が動いている様子が感じられます。
              糸を吐き出したときと成虫になったときの2度だけ液体のフンをするらしく、
              上蔟の箱では確かに下に敷いた新聞紙にしみ込んでいました。

              初日に観察した小石丸くん小石丸くんは小ぶり
              イナバウアー
                  初日に間近で観察した小石丸、
                  2日目には頭を振り始め、
                  もうそろそろ糸を吐きたい様子。
                  イナバウアーみたいに反りかえる。
              団扇を這う蚕たち
              「絹団扇」というものがありまして、
              (実際売られているのを見たことがあります)
              団扇の骨組みの上に
              熟蚕(糸を吐く)を乗せて何度か打ち返し、
              蚕の吐いた糸を張りめぐらせて
              団扇とするもの。

              確かに糸を吐いているね
              小石丸の蚕たちが
              ちょうど熟蚕になったので、
              団扇の骨に這わせていました。
              ちゃんと団扇らしくなったところは
              残念ながら見られませんでしたが、
              もし、いつか蚕を飼うことがあったら、
              絹団扇チャレンジしてみたいですね。
              繭が作れないので糸を吐き切ると
              そのまま剥きだしで蛹になるらしい。
              吐き切らないうちに、まぶしに戻せば、
              うす〜い繭を作って蛹になるって。
              どちらにせよ、面白そう(蚕にとっては迷惑だろうが…)
              蚕の糸でできた団扇って、扇いだらどんな風がそよぐんでしょう。

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              生糸はあか抜けて美人に染まる〜染織教室
              0
                染織教室3日目。テーマは、
                (3)絹の繊維を精練し、きれいな色に染めてみる。

                ここで実験するよ精練液につけました 昨日、糸繰りした
                     綛3つ。
                  ひとつはそのまま、
                   ひとつは精練、
                    もうひとつは
                 精練して染色します。

                まずは、精練。
                精練液は炭酸ナトリウムとハイドロサルファイトナトリウム溶液、
                と言われてもよくわからないが…炭酸ナトリウムは
                すなわち炭酸ソーダ、つまり洗剤だね。
                精練したら水洗いセリシン取れたら、つやっつや精練液はすでに熱くなっている。
                そのなかに生糸を漬けて20分。
                水洗いして絞って乾燥。
                セリシンが取れると
                見違えるように艶々でしなやか。
                これこそ絹の風合い。
                染色するものは乾燥させずに
                次の染色作業へ。

                赤・青・緑・紫どれにする?染色は4色から好きな色を選ぶ。
                赤の染料液につけます子供たちには紫が人気。
                わたしは、もちろん赤で。

                 精練液は熱い状態で
                  糸を入れたけど、
                    染料液は
                       色ムラにならないように常温でスタート。常温スタート 加熱は温度計で確認
                温度計を入れて
                90℃になったら15分。
                染料液には、染料と
                染色助剤(酢酸アンモニウム)が入ってる。
                15分経って好みの色に染め上がったら、
                水洗いし、よく絞って乾燥へ。乾燥機の温風に揺れる絹糸
                3つの違いは一目瞭然
                赤というよりも、
                きれいな牡丹色に
                染まりました。
                糸のツヤが
                光を反射して
                絹らしい光沢。
                どんな絹織物も、
                製糸、精練、染色の工程を経て、美しいきものになる。
                一つ一つの作業の手間ひまが想像以上であることは
                一連の簡易な作業を実習してみて、つとに推し量られる。
                きものユーザーとして、こういった実習を経験させてもらうことは、
                とっても大事なことだと感じる。
                いくら本を読んだり、ビデオを見たりしても、所詮耳学問であって、
                やってみないと気づかないことは多い。
                子供たちだけでなく、きものが好きな大人にこそ、
                こういった染織教室を開いてほしいと願ってやまない。
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                女工哀史には遠く及ばない 〜染織教室
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                  染織教室2日目。テーマは、
                  (2)繭から糸を採り出す。

                  繭(振るとコロコロ音がする)まずは繭を切って中を見てみる。
                  蛹と脱皮殻と繭 写真左から、
                    蛹、
                    脱皮殻、
                    はさみで
                    切った繭。


                  糸を吐き出して1日くらいで、外見は繭の形になるのですが、
                  その後1週間ほど中で糸を吐き続け、終わると脱皮して蛹になるらしい。
                  それで、蛹と脱皮殻とが中に入っているわけです。
                  余談ですが、
                  韓国では、蚕の蛹を食べるそうです。ポンテギと言って、缶詰もあるそうです。
                  さすがにわたしも食べるのは御免こうむりたい。

                  蛹を見れば雌雄がわかるこの写真は、育成キットと同じ
                  「黄白」の繭を切ったもの。
                  もちろん繭の色で
                  オスメスがわかりますが、
                  蛹のおなかを見ても
                  見分けることができます。
                  この蛹はまだ生きてるので、あまり刺激すると動きます。
                  わたしは生きている蛹を触るのはご遠慮申し上げました。

                  鉄フレームに四つ枠をつけるいよいよ、繭から糸を取る実験。
                  四つ枠(糸巻き)を鉄の棒に通し、
                  鉄のフレームに、輪ゴムで固定。
                  ブラシに繭糸が引っかかります
                  あらかじめ鍋で
                  煮ておいた繭を
                  丼容器に入れ、
                  ブラシで
                  繭の表面を
                  軽くこすると、
                  繭からブラシにひっかかって糸が出てきます。
                  片手で四つ枠を回し、片手で5本の繭糸を引き揃えます
                  しばらく糸を引き出していくと
                  絡んでたくさん出てきていた糸が
                  整って1本の糸口になります。
                  4つの繭それぞれから出てきた
                  糸口を一つに合わせ、
                  糸端を四つ枠にくくりつけ、巻き取り開始。
                  四つ枠を手で回転させて、
                  繭から糸をどんどん巻き取っていきます。
                  もう一方の手で、4本の糸を
                  引き揃えるようにして巻いていくと、
                  きれいに糸が巻き取れます。
                  (途中から、繭の数を増やしてもらったので、
                   右の写真では、繭5粒を引いています)

                  繭1個といえど1,000m以上ありますから、
                  どんだけ回転させなければいけないか、お分かり?
                  くるくる回しながら、
                  四つ枠の外周が40cmくらいとして…と計算して気が遠くなり、
                  頭の中をリセットしてただ無心に回転させることに集中。

                  輸出品目の花形、外貨獲得の糧、日本の近代化を支えた製糸業、
                  その陰で苦しんだ「女工哀史」「ああ野麦峠」を思い出す。
                  まあ、こうしてわたしがしている作業はお遊び汗ですが、
                  この作業をもっと厳密化して能率化して、品質を保ち、毎日毎日繰り返し、
                  工賃を稼ぐというのが、製糸場で働いていた女工さんの仕事でしょう?
                  百円工女(優秀な職工になると1年で百円近くも稼ぐ※当時百円あれば家が建つ)をめざすなんて…けなげすぎて涙が出そう悲しい
                  あれだけ盛んだった製糸業が今や、日本で残るは
                  3県だけ(群馬・山形・信州の岡谷)ってどういうことなんでしょうね???

                  ある程度巻けたら、ひびろで括る糸がある程度巻き取れたら、
                  ひびろで2ヶ所くくり、枠から外します。
                  こうして取った糸は、綛(かせ)と呼びます。
                  明日、精練&染色の材料にするので、3綛作ります。
                  だんだん薄くなると中身が透けてコワイ
                  糸を巻き取っていけば、
                  当然繭の層は薄くなっていきます。
                  中に入っている蛹が透けて見えます。
                  どうせなら上手に糸を引いて、
                  蛹の身ぐるみを剥いでみたいと
                  思ったのですが、どうやら、それは無理なようです。
                  製糸場では、最後に糸にならずに残った繭層から蛹と脱皮殻を除去して
                  乾燥させ、絹紡糸の原料「ビス」にするんだそうです。
                  蛹も捨てるわけではなく、家畜の飼料などに使われるようです。

                  精練前なので、乾くと固い糸を引いていたときは濡れていたので、
                  あまり感じませんでしたが、やはり乾くと、
                  セリシンの成分があるので、糊で固めたような
                  感じになります。ゴワゴワとしていて、
                  「これが絹です」って言われてもピンときませんね。
                  そう考えると、精練ってすごいなと思います。
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                  虫愛づる姫君 〜染織教室
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                    染織教室1日目。テーマは、
                    (1)蚕の卵を育てて繭を作る方法(家で蚕を育ててみる。)

                    全農のカイコ飼育セット  参加した子供たちには、
                      蚕の飼育セットのプレゼント。
                    卵の包まれた紙をそっと開けると

                    明日ふ化する予定のセットだったのに、
                    連日の猛暑のため、すでに卵から幼虫がかえっていることが判明びっくりし、
                    急遽、えさを与えることに!!
                    うにょうにょしてますゴマより小さい
                    白い粒々が卵、
                    まだ黒っぽいのは
                    ふ化していないので、
                    中に幼虫が入ってます。
                    蟻んこよりも、もっと
                    もっとちっちゃくて、
                    よくよく見ないと
                    なんだかわからない。

                    でも、よくよく見るとウニョウニョしてる。これが生まれたばかりの蚕。
                    緑の丸いのが蚕のごはん
                      魚肉ソーセージみたいな
                     太いチューブに入ってるのが
                          人工飼料↓これが稚蚕人工飼料(シルクメイト2S)
                    あんまり美味しくないらしく、うっかり生の桑の葉を与えてしまうと、
                    もうこの人工飼料を食べなくなるらしい。
                    生の桑の葉が家に生えてるなら、食べさせてやりたいところだけど、
                    農薬がかかってたら、食べた蚕は死んじゃうからね。
                    そればかりか、蚕ちゃんたちは、
                    蚊取り線香や電気蚊取り、タバコ、暑さ、日光などでも死んでしまう。
                    夏場に蚕を育てるなら、蚊に刺されるのはがまんだね。

                    1ヶ月くらい経つと繭に 3週間ぶりの再会先行して、染織試験場の方が育てた
                    蚕はちょうど繭になったところ。
                    「黄白(おうはく)」という品種で、
                    メスは黄色、オスは白の繭を作る。
                    左の写真のとおり。
                    (上は左から2・3番目、
                     下は左から1・3番目がメス)
                    メスの黄色い繭に濃淡があるのが
                    不思議に思っていたら、
                    色の薄いのは人工飼料育ち、
                    色の濃いのは途中から桑の葉を与えたものだそう。
                    生の桑の葉のほうが色素が強いんだろうね。
                    でも、この黄色い繭も精練してしまえば、白くなってしまいます。
                    3週間前の彼ら
                    実はこのカイコちゃんたち、
                    きもの塾のときに
                    見せてもらっていて、
                    3週間ぶりに再会したら、
                    すっかり繭に
                    引き篭ってらっしゃる。
                    嫌われちゃったあっかんべー

                    もう何日かすれば、
                    成虫(蛾)と再会できるはずなんだけど…
                    繭を食い破って出てきた成虫は見たことない。
                    教室は三日間だから、明後日までに出てきたらいいなてれちゃう
                    このほかにも、いろんな蚕がいっぱい。
                    小石丸皇后さまも
                    育ててる
                    小ぶりの蚕、
                    小石丸。
                    俵型(落花生
                    みたいにくびれ
                    のある形)の
                    繭ができる。
                    純国産の繭で、
                    扱いが難しい。
                    虎蚕(体節にシマシマ)  左の虎蚕は、ぜひ
                      タイガースファンに
                      おすすめしたい品種です。
                    姫蚕(斑紋がない)






                     姫蚕は模様がなくて、お肌スベスベ↑
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                    子どものための染織教室
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                      先日、きもの塾の講義を受けた旧染織試験場こと繊維技術センターでは、
                      毎年、「子どものための染織教室」を実施しています。
                      ホームページでは、その様子が詳しく報告されていて、
                      どの年度の内容も、あ〜〜、参加した〜い!!と思うこと、しきり。
                      それで、中学生のふりをして参加しようかとも思ったのですが、
                      だれも騙されてはくれないので(というか、K子君にあきれられて自粛しょんぼり
                      お願いして(ゴリオシイヒヒ)、見学させていただくことになりました。

                      今年は、7/28(月)〜30(水)の3日間。
                      (1)蚕の卵を育てて繭を作る方法(家で蚕を育ててみる。)
                      (2)繭から糸を採り出す。
                      (3)絹の繊維を精練し,きれいな色に染めてみる。

                      大雨ずぶぬれ 楽しみ♪楽しみ♪
                       と思って出かけたら、
                       おそろしい豪雨雨
                       雷雷
                       強風強風
                       えらい目にあいました。

                       染織教室の内容は
                       明日書きます。

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                      きもの塾 基礎コースのあらまし
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                        <講義>
                        ●繊維・糸・布帛について
                        ●白生地について
                        ●染加工法(友禅技法)について
                        ●繊維を染めるとは・浸染と捺染
                        ●西陣織
                        ●仕上げ整理加工について ※ガード加工の話はここで聞いた
                        ●保管中のトラブル

                        <現場見学>
                        〃神・引染
                        ⊆衂鼠Я機図案・草稿・糸目・彩色・濡れ描き
                        蒸し・水元(水洗い)・ゴム糊落とし
                        ぜ蠖サ ξ録サ
                        セ綫め
                        μ羶沺μ羯

                        2日とも、前半講義、後半見学というスケジュール。
                        特に、の蒸し・水元の工場は面白かったです。
                        きもの着ていかなくてよかったと思いました。
                        すごい蒸気と熱気で、絹ものなら絶対縮んでたんじゃないかと疑うくらい。

                        どこの工房見学も、去年きもの検定の3級の問題を作るにあたり、
                        必死に勉強したことに関する場所だったので、なるほどなーと思いました。
                        しかし、勉強したことのない、予備知識のない参加者の多くにとっては、
                        なんのこっちゃ?って感じなのかなとも感じました。
                        検定受験する人たちにこそ、見学させてあげたいなと思うんですけど、
                        みなさんどうお思いでしょうね?

                        工房見学の詳細は、1軒1軒書いていきますので、
                        もうちょっと待ってね。
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